育成
今後のアカデミー(育成組織)の考え方について
いつもファジアーノ岡山の活動にご支援、ご声援をいただき、誠にありがとうございます。
ファジアーノ岡山は、Jリーグの舞台で戦うトップチームの活動と並行し、岡山から世界で活躍できる選手と人格を育てるアカデミー(育成組織)の活動を行っております。
2008年にU-15(三種:中学生年代)の活動からスタートしたアカデミーは、2011年にU-18(二種:高校生年代)、2015年にU-12(四種:小学生年代)と拡大し、現在は小学生から高校生まで各カテゴリーで選手の育成・強化を行っています。クラブの成長とともにアカデミーも一歩ずつ成長し、来年度にはU-18が、高校年代最高峰のプレミアリーグへ参入するまでに成長してまいりました。
Jリーグには「ホームグロウン」という制度があり、12~21歳の間に自クラブのチームで990日(およそ3年)以上所属して育った選手をトップチームに一定数以上所属させなければいけません。「ホームグロウン」の基準を満たすためには、自クラブのアカデミー選手の育成が必要であり、これまで強化に取り組んでまいりました。
しかしながら、「子どもたちに夢を!」のクラブ理念をこれまで以上に体現するためには、「ホームグロウン」をもう一歩進め、この地域(ホームタウン)でサッカーをする子どもたち、スポーツを楽しむ子どもたちみんなを育てていく「ホームタウングロウン」という考え方に昇華させ、岡山の皆さまと一緒に推進することが大事であるとの考えに至りました。
「ホームタウングロウン」を推進していくにあたり、アカデミーの在り方についても議論を重ねた結果、とりわけ小学生年代との関わり方を変えていくことといたしました。
大きな方針として、岡山県内の一人でも多くの子どもたちとの育成の接点を持ち、岡山県サッカー協会や、地域で活動される指導者の皆さまとコミュニケーションを取りながら、ともに育てていくことです。具体的には以下の2つを進めてまいります。
- 現在ファジアーノ岡山で運営するU-12は、原則として新規選手の募集を取り止め、2026年度で
活動を一旦終了いたします - それに代わる活動として、次の3つの取り組みを強力に推進してまいります
①四種チームの巡回指導をさせていただき、より多くの子どもたちとの関わりを増やします
②スペシャルコース(トップレベルの選手を目指すための基礎技術や、技術を活かすための認知、判断の向上に特化したコース)を広域、高頻度で実施し、より多くの子どもたちのスキルアップに寄与します
③指導者講習会の継続的な実施により、岡山の指導者の皆さまとの連携を強化します
「子どもたちに夢を!」のクラブ理念を体現するためには、今この形へのチャレンジが必要と判断をした次第です。
上記はU-12や四種年代を中心とした施策ではありますが、その年代に限らず、岡山県内の育成年代に携わるすべての方々と手を取り合いながら、岡山の、岡山に関わるすべての子どもたちの夢と成長に寄与していくためのアクションをしていく所存でございます。
引き続き、アカデミーの活動について、ご理解とご支援をお願いいたします。